2015年9月3日に北京にて「抗日・反ファシズム戦勝70年」記念式典が行われました。式典の模様は、中央電視台をはじめ、中国国内の全てのテレビ局にて生放送され、パレードの様子に中国国民は釘付けとなりました。翌日もパレードの再放送や、参加者(軍人)へのインタビュー等、関連番組が放送されています。そんな私はというと、マッサージ屋で足マッサージを受けてきたので、式典や日本との関係についてどのように考えているか聞いてみました。
目次
回答者のスペック
- マッサージ師
- 30代 女性
- 地元民であり、スマホで国内のサービスを利用している(facebookがブロックされていても、国内サービスを使うので問題ない)
聞いてみた
Q.1:式典の意義とはなんですか?
A.1:中国が保有している兵器や軍隊(の一部)を見せることにより、国家の成長や、国家の戦闘力を世界にアピールすることができたという意味では意義を感じている。
Q.2:式典が行われたことによって、自分たちの生活に変化はありますか?
A.2:ない。式典を実施するのは国家として意義のあることだが、それと私たちの生活とは別の話?
Q.3:式典をやってよかったと思いますか?
A.3:やってよかったと思う。演劇(注:パレード後に70周年記念の演劇等が実施され、同様にテレビで放送されています。)等で当時どういうことが行われていたかというのが、私たちのような戦争を知らない世代も知ることができた。
Q.4:式典を見て気分が高まったりしましたか?
A.4:高まらない。実際に見にいったり、演劇に参加した役者さん等は興奮するかもしれないが、私から見ればテレビの向こう側の話だ。
Q.5:式典を実施したことによって、中国人からの日本人への感情が変化すると思いますか?
A.4:変化するとは思わない。そもそも日本人への感情は人によって違い、式典実施前から日本嫌いな人もいれば、式典後であろうと日本製品を買い、日本食を食べる人はいる。戦争で日本人がひどいことをしたのは知っているが、もう70年も経っている。しかも私は生まれていない時の話だ。
割とドライな反応
以上が中国の街中でふつーーーに働く、ふつーーーの中国人における、「抗日・反ファシズム戦勝70年」記念式典に対する意見でした。実際に街中を歩いてみても、極端にナショナリズムを煽るような活動が行われているわけでもなく、「連休なので稼ぎ時だ!」と店の売り子が張り切っているくらいでした。※中国の一般的な会社は、9月3日~5日が休みになっています。
皆さんはどの様に感じられたでしょうか。
今日のまとめ
- 「抗日・反ファシズム戦勝70年」記念式典が行われたよ!
- でも街中の人は普通だったよ!
- 次の日足マッサージにいったよ!!