【COOP狩り】DAUNTLESS レビュー


今年の1月28日に発売された「モンスターハンター:ワールド」の熱狂が一段落した5月25日、
海外のデベロッパーからそれっぽいゲームのオープンβテストが開始された。そのゲームとは
「DAUNTLESS」である。

モン○ン?ちょっと違う?

「DAUNTLESS」はカナダのPhoenixLabsが開発したオンライン3D co-opアクションゲームである。PhoenixLabsは「Riot Games」や「BioWare」「Ubisoft」等から独立したメンバーで構成されているゲーム開発スタジオであり、本作は第1段タイトルとなる。プレイヤーは最大4人のプレイヤーたちと協力して大型のモンスターを撃退し、入手した素材で武器や防具を強化していく。

 

ゲームの流れ

キャラクターメイキングとチュートリアルが終わると、プレイヤーは空に浮かぶ街に降り立つ。この街には他のプレイヤーも存在し、チャットしたりパーティを組んだりすることができる。この街に住む人々の依頼を受けたり、自らミッションを受注したりしながらBehemothと呼ばれるモンスター達を討伐していく。

ミッションの選択

ミッションは街に何箇所かある掲示板から受注できる。ミッションの種類は複数存在する。討伐対象を選べないが、取得できる素材が多めに取得できるものと、討伐対象を選択できるが、取得できる素材が少ないものである。

ミッションを選択すると、マッチメイキング画面に遷移する。ここでは同一ミッションを選択したプレイヤーが4人揃うまで待機する形となるが、全員が準備完了であれば4人揃わなくても出発できる。この画面では討伐対象のBehemothが分かっているので、Behemothに合わせた装備の変更も可能となっている。

 

ミッションの開始

ミッションが始まると、飛空艇が討伐エリアまでプレイヤーを送ってくれる。討伐エリアも空に浮かぶ島々であり、討伐エリアはシームレスにつながっている。この島々のどこかに討伐対象のBehemothが徘徊しているので、見つけて討伐する。

一定量ダメージを与えるとBehemothは別エリアへ移動するので、追跡する。マップ自体がそれほど大きくないので、追跡ものすごい時間がかかるという印象はない。

Behemothの特定の部位にダメージを与え続けると部位破壊が発生する。部位破壊後は素材をドロップしたり、攻撃判定が減少(主に尻尾)するので、積極的に狙っていきたい。プレイヤーの攻撃が他プレイヤーにヒットしない(FFなし)ので、位置取りはそれほどナーバスにならなくてもよい。

Behemothの攻撃によってライフがなくなると、プレイヤーはその場にダウンする。しかし、ダウンして終わりではなく、他プレイヤーの蘇生によって戦線に復帰することが可能である。ダウンしても諦めずに、他プレイヤーの蘇生に期待しよう。また、他プレイヤーがダウンした場合は後述するDangerゲージが増加してしまうので、早めに蘇生するようにしよう。

討伐中は画面右上にDangerゲージが存在する。このゲージはプレイヤがー倒されたり、倒されたまま長時間経過すると増加し、最大まで増加するとプレイヤーを蘇生することができなくなってしまう。Behemothが移動することによって蘇生することができるが、その間は限定された人数での戦闘を強いられるため、あまり無理をしない立ち回りが重要である。

Behemoth以外にも、島には取得できる薬草や素材が点在しており、プレイヤーは適宜取得することができる。取得した素材は、街で特別な薬を作成することができるので、まめに拾っておこう。

首尾よくBehemothを討伐するとミッション終了となる。集めた素材は街で武器や防具の作成・アップグレードに使用することができる。街の住民からの依頼を達成した場合、報酬がもらえるので依頼主と話をしておこう。

 

武器は5種類

DAUNTLESSの世界には5種類の武器が存在する。武器はBehemothの素材を使用して作成し、作成下武器は更に素材を使用して攻撃力を増加させることができる。各武器には2種類の攻撃方法と、攻撃することによって溜まるゲージ等を使用した強力な攻撃が存在する。以下に各武器の印象を紹介する。

 

SWORD

両手持ちの小振りの剣である。攻撃速度は速く、Behemothに密着しながら攻撃し続ける事ができるようになっている。攻撃を当て続けるとゲージが溜まっていき、ゲージが満タンになるとゲージを使用した強力な攻撃ができるようになる。さらにゲージ使用後は一定時間攻撃力が増加する。

攻撃方法が概ねイメージ通りなので、操作に慣れていない場合はこの武器を選択して攻撃と回避のタイミングを掴むといいだろう。

 

HAMMER

両手持ちの大型のハンマーであり、見た目通り1発の攻撃力が大きい。大砲を内蔵しており、近距離でBehemothに使用したり、爆風を使ってジャンプしたりすることができる。1度に4回まで使用することができ、再度使用する場合はリロードする必要がある。

攻撃モーションが遅いものの、ジャンプ等を活用することによりBehemothへの接近は容易で、威力を活かした部位破壊等で活躍することができる。しかし、攻撃モーションから回避までに時間がかかるケースがほとんどなので、引き際は見極めよう。

 

CHAIN BLADES

鎖鎌のような短剣を両手に装備する。素早い攻撃と、鎖を伸ばしたロングレンジでの攻撃や、鎖をBehemothに引っ掛けて急接近することができる。

 

AXE

両手持ちの大型の斧である。通常攻撃の威力は並みだが、この武器は溜め斬りができるようになっており、溜め斬りの威力は高い。溜め斬りを当てることによってゲージを溜めていき、ゲージが満タンになると強力な縦斬りを使用することができる。

溜め無しの攻撃ではゲージが増加しないので、いかに隙だらけの溜め斬りを効率よく当てていきゲージを溜めていくかがポイントとなる。

 

WAR PIKE

突きによる素早い攻撃が特徴的な槍である。攻撃力は低いものの、特定の箇所に集中してダメージを与えることができ、リーチもまずまずである。攻撃をヒットさせるとゲージが溜まっていく。ゲージは時間経過と共に減少するが、装填を行うことにより弾丸として装填し、それを発射することができるようになる。弾丸の威力はゲージ量に応じて変化する。

近接戦闘と飛び道具を並行して使用できることから、距離にかかわらずダメージを与える事ができる武器となっている。また、ノーリスクでBehemothの突進等を撃墜することができるのも本武器のメリットである。

 

防具について

討伐したBehemothの素材を利用して防具を作成することができる。防具も武器と同様に、素材を利用して防御力を増加させることができるようになっている。各防具には特殊効果が付与されており、別の種類の防具を組み合わせて使うことも可能である。

属性等を無視すれば、現時点では総じて後半に登場したBehemothの素材で作った防具が優秀なので、今後の差別化に期待したい。

 

その他システム等

本作はゲームパッドの使用がサポートされている。個人的な印象としては、キーボード+マウス操作よりもゲームパッド操作がしっくりきた。サウンドについては、Behemothに近づくにつれて戦闘BGMのボリュームが上がっていったり等戦闘への突入がわかりやすくなるよう工夫されている。

戦闘中も、類似某ゲームをプレイした人ならストレスを感じていた点が緩和されている。例えば、抜刀中にスプリントできるようになっていたり、納刀時のスプリントはスタミナを消費しない。また、抜刀中に回復薬を使用できたり、ダウンしても蘇生のチャンスを残していたり等、戦闘時のテンポを中断させる要素を排除している。

システムが類似しているので棒ハンティングゲームと比較され続ける懸念はあるものの、開発元はアップデートに意欲的であることをコメントしているため、今後のアップデートやコンテンツに期待したいと考えている。

co-opゲーというとプレイヤーが押し寄せる大量の雑魚敵をちぎっては投げるという印象が強いが、より歯ごたえのあるco-opゲーを求めているプレイヤーにはおすすめできるタイトルとなっている。

 

参考URL

http://www.gamasutra.com/view/news/224364/Phoenix_Labs_is_a_new_studio_from_former_League_of_Legends_vets.php

https://www.bleedingcool.com/2018/05/24/phoenix-labs-dauntless-launched-open-beta/


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