私は、中国の上海市に5年程仕事で赴任していた時期があります。
当時務めていた会社が中国支社を立ち上げ、現地従業員にアプリケーションの開発手法やカスタマイズの進め方及び、お客様日本人担当者との導入時における折衝作業などを行うために、現地へ赴任させる技術者を探していました。
主にインテグレーション事業(顧客への導入支援~構築)を行っていた私の部署でも「行きたいやついるか~?」みたいな感じで軽く話題に上がっており、案件の切れ目で割と余裕があったので何となく手を上げてみたらほかの人がピクリとも動かず、私が行くことになったようなならないような微妙な感じでした。
だんだん赴任の話も忘れてきたころ上司より「再来週から上海行くから準備して!」と声を掛けられ、当時クレジットカードも持っていなかった私はあわてて準備をし、部屋の片づけもままならない状態で出発したのを覚えています。
そんな状態だから当然中国語が喋れるわけでもなく、カタコトの英語も通じず、赴任後2日目で食あたりにかかったりと悪い出来事が続き、最初の数週間は自宅にこもって読書かゲームをする毎日となっていました。
目次
なぜ喋れるようになったのか。
そんな私も。今では中国語で現地スタッフと会話し、意思疎通ができるようになりました。
全く中国語が喋れず、部屋に引きこもっていた男がどうやって中国語力を上げていったのでしょうか。
中国語学校に通う。
「中国にいるんだから街中は中国語だらけなんじゃないの?」とよく言われましたが、街中の人は現地の方言を使用しているケースがあり、その場合全く分からなくなります。(私が学んだのは、標準語に該当する”普通話”であり、現地の方言は分かりません。)
一番ハードルが高いのは体験申し込みやシステムを聞きに学校側のアポを取るときです。外国で電話をするというのは、現地の言葉を喋れない人にとってはハードルが高く、「全然会話が成立しなかったらどうしよう。。。」とか色々悩みは尽きないのですが、日本語のホームページがあるような学校では日本語で対応してくれるのがほとんどなので、自分が異国にいるとかは気にせずガンガン日本語で電話しちゃいましょう(笑)。
何を学びたいかを必ず伝えること。
アポが取れると、中国語学校にて勉強の内容や費用などを説明してくれます。電話した際に日本語で対応してもらっているなら、ここでも問題なく日本語でやり取りできるはずです。
その際、今後ここで勉強するにあたって何を習得したいかを明確に伝えることが重要です。
会話ができるようになりたいのか、中国語の文章を読めるようになりたいのかによって学習する内容や順序が変わってくるので、中国語のどの部分(聞く、話す、読む、書く)を優先したいかを、現在の自分の状況と照らし合わせて決めておくといいと思います。
私の経験では。。。
ちなみに私の場合は、とにかく現地スタッフと会話ができるようになりたかったのと、「江戸時代は今ほど読み書きできる人がいなかったんだから、そっちは後回しでいいだろう。」という謎理論により「聞いて話せるようになりたいです。それ以外はいりません。」と断言してきました。
その結果、今でも書くのは苦手です。(読むのはそこそこできるようになってきました。)
グループかマンツーマンか
ほとんどの学校でグループレッスン(3~6人程度)か、マンツーマンを選択できるようになっていますが、今回はマンツーマンを選択しました。なぜマンツーマンにしたかは別の記事で解説します。
別の記事はこちら:中国語学校ではマンツーマンを選択したい3つの理由
カリキュラムが始まったらどうするか。
カリキュラムが始まり、最初のうちは日本語のできる先生が日本語を交えながら教えてくれることもあるでしょうが、早いうちに日本語が話せない先生にしてもらうよう申し入れるといいでしょう。
日本語のできる先生が教えてくれれば、わからない点は日本語で解説してくれ理解も進むように見えますが、日本語に頼ってしまい中国語の上達という観点で言うとマイナスになる可能性があります。分からないことが中国語で質問できるようになったら、中国語しか喋れない先生に変更してもらい、授業の全ての内容を中国語で話すようにすることをお勧めします。
今日のまとめ
- 中国語学ぶなら中国語学校に行くといいよ!
- 電話は意外と日本語通じるよ!
- 早めに中国語のみで授業ができるようにしよう!