デジタル一眼レフカメラには、撮影モードを選択する機能があります。普段「簡単だから」という理由でオートのまま撮影している方は多いように感じます。今回は撮影モードの役割と使い方を学ぶことにより、表現の幅を広げてみましょう。
今回ご紹介するのは、一般的なデジタル一眼レフカメラに搭載されている、「P」、「A」、「S」、「M」モードについてご紹介いたします。お持ちの機種によっては「スポーツモード」や「夜景モード」等が存在しますが、これらは上記4つのモードとISO感度、露出等の組み合わせを切り替える機能になります。
P(プログラムオート)
適正な露出となるようにカメラ側で絞り値とシャッタースピードを設定します。全部カメラがやってくれるモードですが、撮影者が意図しない結果(明るさやブレ等)となった場合、下記モードを使用して絞り値とシャッタースピードを変更することが可能です。
S(シャッター優先オート)
シャッタースピードを撮影者にて設定することが可能です。絞り値は選択されたシャッタースピードに対してカメラが自動で設定します。
屋内でのスポーツ撮影時、シャッタースピードを速くしなければ被写体がぶれてしまう可能性がある場合、Sモードにてシャッタースピードを調整します。
また、夜景撮影時、シャッタースピードを極端に遅く(数秒~数十秒)することにより、より夜景の明るさを際立たせることができます。
A(絞り優先オート)
絞り値を撮影者にて設定することが可能です。シャッタースピードは選択された絞り値に対してカメラが自動で設定します。
被写体周辺のボケを際立たせたい場合や、逆に全くボケさせたくない写真を撮影する場合、Aモードにて絞り値を固定して撮影します。
M(マニュアル)
シャッタースピードと絞り値の両方を撮影者にて設定する場合に使用します。すべて自分で設定できますが、組み合わせと撮影時の状況が合っていないと、暗すぎたり、明るすぎる写真になってしまうので注意が必要です。
モード変更になれると、写真が楽しくなる
最初は取っ付きにくいですが、慣れてくると「ここで絞りを少しいじったらどういう印象になるかな?」等同じ写真を撮るのにいろいろ試行錯誤できるようになり、より自分が望んでいるような写真を撮ることができるようになります。各モードを使用しての写真撮影もぜひ試してみてください。
今日のまとめ
- デジカメにはいろいろな撮影モードがあるよ!
- カメラに任せるか、自分で制御するかを選ぶことができるよ!
- 慣れると写真の写り具合をいろいろ試せるよ!!