初心者向けデジタル一眼レフカメラというジャンルは各社特に力を入れているところであり、お店に行ってもいろいろな商品があってなかなか決められないですよね。今回は、初めてデジタル一眼レフカメラを購入する人のために、購入する際の確認事項を紹介します。
目次
なぜメーカーは「最初の1台」に選ばれたいのか?
先ほどご説明したとおり、初心者向けデジタル一眼レフカメラ市場は、各社特に力を入れているジャンルです。では、なぜ各メーカーは最初の1台に自社のカメラを選んでもらいたいのでしょうか。
デジタル一眼レフカメラは、本体とレンズを組み合わせることによって、様々な距離の被写体を撮影することができる仕組みになっていますが、本体とレンズを連結する個所(「マウント」と呼ばれます)は各社規格が異なり、他社メーカーのレンズを使用することができないようになっています。
これはレンズを専門に製造する会社も同様で、同じレンズでもキヤノン用、ニコン用と各メーカーのマウントに合わせた製品を製造しています。
つまり、最初の1台に買ったカメラと異なるメーカーのカメラを購入した場合、今まで使用していたレンズが使えないばかりか、改めて買いなおす必要が出てきてしまいます。
そのため、最初の1台に選ばれ、これらのレンズ資産を引き継いでよりスペックの高い2台目、3台目を買ってほしいと考えているので、各社非常に力を入れています。
レンズキットって何?
実際にデジタル一眼レフカメラを買う場合、同じ商品でも以下の3種類に分類されていることが多いです。それぞれどのようなものかご説明します。
本体のみ
こちらは本体のみ販売されており、レンズは付属しておりません。既に同メーカーにて使用できるマウントのレンズを持っている人の場合、レンズの使い回しが可能ですので、本体のみを購入すればいいというわけです。
レンズキット
最初の1台としてデジタル一眼レフカメラを買う場合はこちらかダブルレンズキットを買う形になります。本体の他に、標準的な範囲で使用できるレンズが1本同梱されており、一般的な用途で使用する場合や、写真の基礎を学ぶのであれば十分です。
ダブルレンズキット
先ほどのレンズキットに加え、もう1本望遠レンズが同梱されているのがダブルレンズキット(「ダブルズームキット」等呼び方は各社様々です)になります。事前に遠い被写体を撮影することが分かっていれば購入するのもいいと思いますが、レンズキットに同梱されているレンズで一般的な範囲はまかなえるので、被写体と相談しながら決める形となります。なお、レンズが2本同梱されているので、値段は一番高いです。
どのメーカーを買えばいいの?
「これから一生付き合っていくメーカーになるかもしれないので、慎重に決めてください!」といいたいところですが、最初の1台であれこれ考えていると決められなくなってしまうので、以下を参考に決め打ちでいいと思います。
形が好きだ
カメラの形が自分の好みに合うかは重要です。安い買い物ではないので、自分の所有欲を満たせるようなデザインのカメラを選びたいです。
シャッター音が好きだ
家電量販店に展示されているデジタル一眼レフカメラは、実際に撮影することが可能です。実際に撮影した際のシャッター音がかっこいいかどうかというのも選ぶ基準になります。
知り合いが同じメーカーを使っている
友人知人が同じメーカーのカメラを使っている場合、レンズを貸したり借りたりすることができます。また、同じメーカーのカメラを使っている先輩がいる形になるので、わからないところもいろいろ教えてもらえるかもしれません。
予算
実際にお店で商品を見てみると、種類の豊富さに圧倒されてしまいますが、予算以上のものは結局買えません。
楽しいカメラライフを!!
以上が、デジタル一眼レフカメラ「最初の1台」を選ぶ際の考慮事項です。本記事を参考にデジタル一眼レフカメラを選んでいただけたら幸いです。
今日のまとめ
- 「最初の1台」は各社力を入れているよ!
- 自分の撮影する被写体に合ったものを買えばいいと思うよ!
- 予算内に収めることも重要だよ!!