P-51Dには、主翼に12.7mm機銃が6門搭載されています。今回は機銃の使い方と、機銃を使う上で必要となるK-14 ガンサイトの使い方を解説します。
機銃使用モードへの移行
操縦桿裏ガンコントロールスイッチを「GUNS,CAMERA & SIGHT(上側)」へ入れると機銃を使用することができます。「OFF」は機銃を発射できず、K-14ガンサイトも表示されません。「CAMERA & SIGHT」は、機銃を使わず、K-14ガンサイトの機能だけ有効にする場合使用します。
K-14ガンサイトの調整
戦車でも飛行機でも同様ですが、動いている目標に照準を合わせて主砲を発射しても、弾丸が目標に到達する頃には目標が移動してしまい命中しません。この場合、あらかじめ目標の移動する方向へ照準を向けて射撃し、目標の移動先と弾丸の移動先を合わせることにより命中させることができます。このように、移動する目標に対して照準をずらして射撃することを偏差射撃とか見越し射撃と表現します。
偏差射撃を行うには、目標の距離と移動速度、弾丸が飛んでいくスピードから、どのタイミングで着弾するかを瞬時に判断し、照準を動かして発射するという熟練の技が必要だったのですが、K-14ガンサイトでは、自機の運動方向と敵機体の大きさから期待できる着弾位置を計算して照準を自動で動かすことが可能になりました。
まずはサイトの見え方を調整します。サイトモード(一番上の四角)を「GYRO」へ移動し、ジャイロモニター(真ん中の四角)を「ON」(ジャイロモードを使用する)にセットします。最後に一番下の四角にてサイトの見え方を調整します。
続いて、サイトの攻撃範囲を指定します。ウイングスパンセレクターをターゲットの大きさに合わせて調整します。調べてみたところ、P-51Dは約37フィート、Fw-190は約35フィートのようです。続いてレンジダイヤルで目標との距離感を調整します。あまり遠すぎても当たらないので、一番近い6を選択します。
調整完了、撃ってみる
設定した照準の使い方は、敵機が周辺のひし形の範囲にぴったり収まるよう距離を調整し、中央のドットに敵機を重ねて射撃すると命中するようになっています。なお、ジャイロモニターをOFFにすると、照準が全く動かなくなるので、自分で偏差射撃を行う必要があります。距離が合ってない場合は自分で照準しなくてはならないので照準が動き回るよりは便利かもしれません。
まとめ
今回の手順にて、機銃と照準の準備をし、射撃することができるようになりました。しかし、当たるかどうかは別の話です。私もうまく当てることができるよう練習を重ねたいと思います。