【DCS World】Ka-50 とりあえず動かしたい人向け起動方法!


Ka-50は、ロシアのカモフ社というところで作られた一人乗り攻撃ヘリコプターです。攻撃ヘリコプターの一人乗りというのは世界で初めてであり、カモフ社はこれをセールスポイントにして売り込みをかけたのですが、通常は運転手とガンナーで分担する攻撃ヘリの操作をわざわざ一人乗りにすることによって、パイロットに負担が集中してしまうことが懸念され。あまり売れなかったようです。

一般的なヘリコプターは尻尾の部分に小さいローター(テールローター)を設置し、機体がローターの反作用によって回転してしまうのを防止しているのですが、Ka-50はそれぞれ逆に回転するメインローターを2枚用意することによってこの現象を解消しています。凄い!

仕組みだけ聞くともの凄いのですが、極端な機動(傾けすぎ)をすると、ローターが接触して壊れてしまうという致命的な問題が発生してしまいました。作る前にわかりませんかねぇ。

 

不具合情報

現バージョン(1.5.3)は、ABRISというナビみたいな機能に不具合があり、触ると強制終了してしまうという事象が発生します。ゲーム内の言語(日本であれば一般的には英語)とヘリコプター内スイッチ類の言語(デフォルトロシア語)が異なると発生するようで、オプションをいじることにより回避可能です。

まずは「GAMEPLAY」タブの「AVIONICS LANGUAGE」を「ENGLISH」に設定します。

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続いて、「SPECIAL」タブの「Ka-50」を開き、「CUSTOMIZED COCPIT」を「English」に変更します。これで不具合は解消されます。この変更によって、コックピット内スイッチ類の説明書きが英語表記に変更されます。

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というわけで、いよいよ起動手順の紹介です。

 

とりあえず動かす。

Ka-50の起動の流れは以下の通りです。今回ご紹介するのは、「とりあえずエンジンがかかって飛行練習ができる」状態にする方法です。下図内「その他機器の起動」は省略するので、武装が使用できなかったり、脱出装置が動かなかったり、消火装置が動かなかったりしますがあまり気にせず、それらが必要な状況にならないよう空港周辺でおとなしく飛んでください。

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APUを起動する

Ka-50のエンジンは単独で起動できないため、APUという補助動力ユニットの力を借りて起動します。

まずは右パネル内バッテリー1、2を起動します。カバーを開けてスイッチをONへ移動し、カバーを閉じます。

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続いてエンジンへの燃料供給を行うブーストポンプ(前後)をONにします(上部赤い四角)。さらに、無線スイッチ(インターコム、VHF2)もONにします(下部赤い四角)。

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APU燃料バルブを開けます。カバーを開けてスイッチを上側へ移動します。(カバーは閉じても閉じなくてもよいです。)

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APU起動準備が完了しました。左パネルのエンジン/APU選択スイッチ(赤い四角)がAPU(中央)になっていることを確認し、エンジンスタートボタン(青い四角)をクリックします。

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APU起動後、左側APU温度計が600度程度で安定するまで待機します。

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左右エンジンを起動する。

APUが起動したので、左右の各エンジンを起動することが可能です。まずは右パネルの左右エンジン調速機をONにします。

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続いて右パネルの左右エンジン燃料バルブスイッチを「開」にします。

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左側パネルローターブレーキを解除(青い四角)し(下げる)、左エンジンカットオフバルブ(赤い四角)を上へ移動します。

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左エンジンの起動準備が整いました。エンジン/APU選択スイッチを「左エンジン」へ移動して(左下)、スタートボタン(青い四角)をクリックします。

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左エンジンが起動したらローターが回り始めます。正面パネル右側の左エンジン排気ガス温度計が600度程度で安定するまで暖機運転します。

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左エンジンが落ち着いたら、同様の手順で右エンジンも起動します。右エンジンカットオフバルブを上げ、エンジン/APU選択スイッチを右エンジン(右下)へ入れてからスタートボタンをクリックします。右エンジン起動後も排気温度計が600度程度になるまで待機します。

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HUDを起動するため左側パネル内K-041 索敵および航法システム電源をONにします。起動後2~3分程度でHUDが表示されます。

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ここまででエンジン起動は完了です。

 

APUを終了する。

エンジンが起動してしまえばAPUは不要なので終了します。エンジン/APU選択スイッチを中央に戻し、APU停止ボタン(青い四角)をクリックします。

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APUを停止すると、温度計の温度が低下していきます。

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APU燃料バルブをもとの位置に戻し、カバーを閉じておきます。

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左右の発電機を起動します。発電機を起動するとバッテリーに電力が供給されます。

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最後にコックピットのドアを閉めます。(右Ctrl+C)

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まとめ

ka-50-startup_17以上の手順にて、ひとまず飛べる準備は整います。飛行訓練やちょっと試してみたいのであれば、今回の手順で大丈夫でしょう。

固定翼の飛行機と違い、ヘリコプターはローター制御と機体の傾き制御に忙しく、最初は浮いているだけでも大変ですが、頑張って練習してみてください!

 

 

 

 

 


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