Overwatch オープンベータ ファーストインプレッション

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Overwatchのオープンベータテストが始まっています。
4月29日までにソフトを事前購入したプレイヤーに対しては5月3日よりオープンベータのアーリーアクセスが、
それ以外のプレイヤーについては5月5日からオープンベータテストが開始されています。
今回はオープンベータテストにて公開されている範囲でのインプレッションを行います。
本エントリーにて記載されている内容は、正式リリース時には変更になっている可能性があることをご了承ください。

 

概要

Overwatchは、米Blizzard Entertainment社が開発したマルチプレイ・アクションシューティングゲームです。
2014年に製作発表が行われ、2015年秋頃から北米地区を対象としたクローズドベータテストが行われていました。
クローズドベータテストの様子は、各プレイヤーがTwitchを通じて配信し、北米地域以外のプレイヤーは悶々としながらオープンベータに関するアナウンスを待っていました。
その後日本ではスクウェア・エニックスがPlaystation 4用日本語吹き替え版を2016年に発売すると発表し、日本語音声及びインターフェースでプレイできることが約束されています。

動作環境は以下の通りです。

最小システム要件
CPU Intel Core i3 or AMD Phenom X3 865
メモリ 4 GB System RAM
グラフィック 768 MB VRAM, Nvidia GeForce GTX 460, ATI Radeon HD 4850, or Intel HD Graphics 4400
OS Windows Vista/7/ 8/10 64-bit (latest Service Pack)
ハードディスク 7200 RPM with 5 GB available HD space
推奨システム要件
CPU Intel Core i5 or AMD Phenom II X3, 2.8 GHz
メモリ 6 GB System RAM
グラフィック 2 GB VRAM, Nvidia GeForce GTX 660 or ATI Radeon HD 7950
OS Windows Vista/7/ 8/10 64-bit (latest Service Pack)
ハードディスク 7200 RPM with 5 GB available HD space

※64bitOSしか対応していないので、購入の際は注意してください。

 

リージョンはAmerica、Europe、Asia、(China)が用意されており、Americaリージョンでは北米(及び周辺)ユーザーが対象となっているようで、(主に)英語によるコミュニケーションが行われています。一方Asiaリージョンでは韓国及び中国大陸以外(香港、台湾)のユーザーが中心に接続しており、ハングルと漢字が入り乱れている状態になっています。
しかし、住んでいる地域によって接続可能なリージョンが(中国大陸以外)制限されているわけではないので、プレイしてみて快適なリージョンを選択すればよいでしょう。

 

今回のオープンベータテストにて用意されているゲームモードは以下の通りです。ほぼ正式リリースと同様のモードでプレイすることが可能です。

 

Assault
キャプチャーポイントが2箇所が用意されており、攻撃側は全てのキャプチャーポイントの奪取を、防衛側は攻撃側を試合時間終了まで妨害することが目標となる。1箇所目のキャプチャーポイントを攻撃側が奪取すると、制限時間が延長されるので、攻撃側は最後まであきらめず攻め続ける必要があり、防衛側は最後まで気が抜けない。

 

Control
マップ内に1箇所キャプチャーポイントが存在し、両チームが1箇所のキャプチャーポイントを取り合うモード。キャプチャーポイントを奪取すると、自チームのゲージが上昇していき、100%になるまで保持すると勝利となる。
両チームが同じ目標に殺到するため、単独で向かっても相手チームの総攻撃を受ける羽目になる。裏取りをするにも味方と連携して動く必要がある。

 

Escort
マップに車両が用意されており、攻撃側が車両の近くにいると少しずつ前へ進んでいく。攻撃側は車両を目的地まで到着させれば勝利となり、防衛側は時間まで到達させなければ勝利となる。
攻撃側は誰かが車両付近にいる必要があるため、自然と車両付近で交戦することになる。防衛側は敵チームの警戒が比較的薄い車両後方から挟み撃ちにする等、車両の走行ルートを踏まえた防衛プランを考える必要がある。

 

Hybrid
上記「Assault」と「Escort」が組み合わさったようなゲームモードであり、攻撃側は最初にキャプチャーポイントを奪取したあと、車両を目的地に到達させ、2つ目のキャプチャーポイントを奪取する。防衛側も同様に制限時間の間守りきれば勝利となる。

 

 

濃い21人

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Overwatchは21人のキャラクターが用意されており、それぞれに特殊なアビリティを持っています。一般的なFPSでは、武器の性能や有効射程距離を変えることによってキャラクター間の差別化を図っていましたが、Overwatchではキャラクター毎にまったく異なるアビリティを使いこなすことでキャラクターの性能を引き出す必要があり、各キャラクターでまったく異なる操作感になることもあります。

その他一般的なFPSと異なる点では、各キャラクターは原則1種類の武器しか持っておらず、2種類武器を装備しているケースは稀です。さらには銃火器を装備しておらずハンマー等の近接武器のみで戦うキャラクターも存在し、もはやシューターとは言えないんじゃないかという状態になっています。
さらに、攻撃や味方を回復する等でゲージを貯めることによって使用できるUltimate Abilityというのもあります。Ultimate Abilityは強力ですが、ゲージをためる必要があるため、使用するタイミングを逃さないよう効果的に使用する必要があります。

各キャラクターはアビリティの内容やキャラクターのステータス(体力など)によって大きく4つのクラスに分けられています。
Offence
攻撃に特化したアビリティや、特殊な移動を可能とするアビリティを駆使して、敵チームのプレイヤーを倒すことを目標としたクラスです。動きは速いが体力が少なかったり、攻撃力はきわめて高いがスピードは並以下のような、攻撃よりな味付けがされています。

 

Defence
狙撃やタレットの設置などで、拠点を防衛することに特化したクラスです。
使いこなせば非常に強力なアビリティが揃っていますが、特徴を活かすには経験を積む必要があります。

 

Tank
高い体力と、防御に特化したアビリティを駆使して味方プレイヤーを守るクラスです。
自ら攻撃することも可能ですが、動きが極端に遅かったり、重火器を持っていない(近接攻撃のみ)キャラクターがいます。

 

Support
味方の体力を回復したり、敵の防御力を減少させるようなアビリティを使用して味方プレイヤーを支援することに特化したクラスです。
Ultimate Abilityは戦況をひっくり返すことの出来るインパクトの強いものがありますが、敵プレイヤーを倒すことは苦手です。

 

 

ゲームモード

現時点でプレイできるのは「クイックマッチ」「AI」「カスタムマッチ」「MISTERY HEROES(ヒーローランダム選択)」です。
カスタムマッチでは自分以外全員BOTにすることも可能ですが、BattleNetアプリとの絡みのせいか、自分以外プレイヤーがいないのにもかかわらずネットワーク接続が要求され、完全オフラインでプレイできないようです。BOT撃ちくらいはオフラインでもできるようにしてくれればと思いましたが、製品版リリースを期待することにします。
なお、チュートリアルや射撃練習場などもネットワーク接続を要求するようです。この辺もオフラインでプレイできればよかったのですが。

 

6VS6

overwatch_03Overwatchの各ゲームモードは6vs6で行われます。比較的人数が少ないということもあり、メンバー1人の担当範囲は(使用できるアビリティの範囲で)比較的広くなっています。
味方のサポートが主体となるキャラクターもいるため、AIM力に自信がない人でも入りやすいゲームではありますが、AIM力が要求されない代わりに他の能力(立ち回りや状況判断)が求められるのは他のFPSと同様です。
とはいうものの、一般的なFPSと比較すると「死にづらい」バランス調整となっており、無傷で出会い頭にヘッドショットされて終了というような場面に出会うことがほとんどありません。
「FPSってやってことないからうまくできるか不安・・・」という気持ちは分かりますが、誰もが最初は始めてからスタートしているのでさっさと始めて操作感になれたほうがいいと考えます。

メンバー1人の担当範囲が比較的広いということもあり、状況によってはOffenceキャラクターでもコントロールポイントを防衛しなければならなかったり、Supportキャラでもキルを取る必要のある場面が頻繁に訪れます。人数の多いFPSであれば自分の役割だけこなしていればあとは周りが何とかしてくれる。という状況にはならず、自分の置かれている立場と状況に応じてフレキシブルに立ち回ることが求められます。

 

 

カスタマイズ要素

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各キャラクターのスキンや勝利ポーズ等は変更することができ、オープンベータの時点でもかなりの数が用意されています。スキン等の獲得方法はLoot Boxと呼ばれる箱を開けることで入手できます。Loot Boxはプレイヤーのレベルを上げる(1ゲーム後に経験値が加算されていき、規定の経験値を取得する)ことにより入手できるようになっています。この箱を開けるとランダムで4つのスキン等を入手することができ、キャラクターに装備させることが可能です。
箱に入っているものはランダムであり、目当てのキャラクターのものが出てこないことも多くありますが、根気よく開けていけばコンプリートできるでしょう。正式リリース後スキン等が増えるかどうかは不明ですが、今後もどんどん増やしていって欲しいところではあります。

 

 

今後に期待できる

最近は1チームの多いFPSを多くプレイしていたので、6VS6という人数が若干不安ではありましたが、それでも普通に楽しめました。オープンベータの時点でも強キャラが登場してきているので、今後のバランス調整に期待しようと思います。

 


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