今回は一風変わったもので人類の滅亡を目指すゲームである「Plague Inc:Evolved」を紹介します。
俺、人類を滅ぼすわ
「Plague Inc:Evolved」では、プレイヤーが人類を滅ぼすことを目標としていますが、プレイヤー自信は人類に対して何もすることはできません。人類を滅ぼすために使用するのが、病原菌となります。プレイヤーは、病原菌を人類に伝染させて、人類を滅亡へ導いていくことになります。
プレイヤーは、病原菌の性質や症状をコントロールし、全人類へ病原菌を蔓延させる必要がありますが、人類も黙ってみているわけではなく、病原菌に対する治療薬を作成していきます。治療薬が完成すると全世界へ配布され病気が根絶されてしまうので、治療薬が完成するまでに人類を破滅へ向かわせる必要があります。
基本は「見ているだけ」
ゲームをスタートする前に、使用する病原菌と遺伝コードを選択します。遺伝コードは病原菌の特殊能力のようなもので、「暑い地域での感染力を増加させる」など、ゲームを有利に進めることができる能力を付与することができます。どの地域から蔓延させるか、蔓延させる経路はどうするか、等から使用する遺伝コードを選択します。
一通り選択すると、世界地図が表示され、「究極の伝染病で人類を絶滅に追い込め!」などとあおってくる人がいます。きっとこの計画の黒幕であり、真のラスボスであると思われますが、この人はゲームの進め方を教えてくれるので、話はよく聞いた方がいいでしょう。
まずは最初に感染させる地域を選択します。使用する病原菌の特性や、選択した遺伝コードに応じた地域を選択すると、効率よく感染させることができます。
該当地域に最初に感染した際に、赤い丸が出現するので、クリックするとポイントを取得することができます。ポイントは、感染地域にランダムで出現する黄色い丸をクリックすることでも獲得することができます。獲得したポイントは、病原菌の能力を変化させるために使用することができ、感染スピードや病原菌そのものの能力向上(寒い地域での耐性増加など)が可能です。
その後も首尾よく感染させていくのですが、次第に人類が病原菌の存在に気付くようになってきます。人類が病原菌の危険性を認識すると、特効薬の作成を開始します。特効薬作成の進捗状況は画面右下に表示され、100%になると特効薬が完成し、全世界へ配布されます。
特効薬が完成してしまうと、ポイントを使用してどれだけ病原菌を進化させても特効薬にて根絶されてしまいます。病原菌が根絶されてしまうと、人類滅亡失敗となりゲームオーバーとなります。
まずは感染させる、次にどう殺すか
本ゲームを進めるうえで、序盤のポイントは、「いかに人類に気付かれることなく感染させるか」であるため、まずは危険度を上げずに、感染力だけ高めて人類へ病原菌を蔓延させるようにします。
病原菌が全人類へ行きわたったのを確認したら、致死性を上げることにより人類を滅亡へ導くのですが、危険度と致死性を上げると人類に気付かれ、特効薬を作成されてしまいます。
この部分のさじ加減をどうするかがポイントとなっており、殺傷力を高めて特効薬開発完了までに滅亡させるか、殺傷力はそこそこにして、気づかれないように少しずつ死亡者を増やしていき、特効薬の開発が完了するまでに人類を滅亡させるかをリアルタイムで選択しながら進めていくことになります。
いきなり殺傷力を高めると、死亡者が出始めてすぐに人類に気付かれてしまいます。どれだけ殺傷力を上げても序盤で気づかれると特効薬の開発スピードの方が速いため、最初は気づかれないことを重視して進めていった方がよいでしょう。また、使用できるポイントにも限りがあるため、計画的に利用していく必要があります。不要な能力を退化させることによりポイントが戻ってきますが、雀の涙程度しか戻ってこないので、あまりあてにしないほうがいいでしょう。
スマホ版もある
全く同じ内容でスマートフォン版もあります。PC版を持っていたからといって割引になったりはしないようです。外出先で人類を滅亡させたい場合は購入を検討しても良いかもしれません。
こっちはPC版なのでスマホ版が欲しい方はPlayストアなどで検索してみてください。
また、マルチプレイもあるようですが、ぼっちプレイヤーの私はまだ試していません。どうやら2種類の病原菌を用意して、どちらが速く滅亡させるかを競うようです。