今回紹介するゲームは「SUPERHOT」です。各メディアでの前評判も高く、メタスコアも85点を記録しています。スクリーンショットだけ見るとシンプルな1人用FPSですが、やってみると全然感覚が違いました。このゲームは「動いている間だけ動く」ゲームです。
動いている間だけ動く
ゲーム画面は白をベースとした背景に「red guys」と呼ばれる敵キャラクターが登場するだけといういたってシンプルなものですが、本ゲーム最大の特徴は、「プレイヤーが動いている間だけ時間が動く」というものです。
プレイヤーが静止している間は時間の流れが極端に遅くなるので、red guysが発射した弾丸も非常にゆっくりとこちらへ向かってきます。プレイヤーは、red guysの攻撃をかいくぐりながら、ステージに登場するred guysをすべて倒すとクリアとなります。
プレイヤーは神に選ばれた勇者でも強力な装備をしているわけでもありません。大半のステージで素手からスタートします。1発殴られるだけで戦闘不能になります。当然、銃弾も1発被弾しただけでゲームオーバーです。そんな中でわらわらやってくるred guysに立ち向かわなければならないのですが、一体どのように戦うのでしょうか?
基本は「投げて」「拾って」「撃つ」
ゲームがスタートすると、プレイヤーはred guysが複数存在する空間へ放り込まれます。red guysはこちらへ殴りかかってきたり、場合によってはピストル等で武装しています。一般的なFPSにおいて、複数を相手に戦うというのは非常に不利な状況を表していますが、本ゲーム最大の特徴である。「プレイヤーが動いている間だけ時間が動く」という点をうまく活用してred guysを翻弄していきます。
こちらにピストルを構えているred guysがいます、ピストルを発射しました。止まっている間は時間が極端にゆっくりしたものになるため、銃弾をかわすのは容易です。テーブルに灰皿がありました。これを拾って先ほどのred guysへ投げつけると、怯んでピストルを手放してしまいました。近づいて空中を漂うピストルを拾うと、red guysはまだひるんでいます。落ち着いて頭を狙って射撃することによって、red guysを倒すことができました。
このように、時間を操作できるというアドバンテージを活かしてred guysを倒していく形になります。red guysは殴ったり落ちているものや銃を投げつけると怯んで手に持っているものを手放してしまうので、すかさず奪い取り攻撃に使用するという流れになります。武器はピストルの他にショットガンや刀もあり、刀で銃弾を斬る石川五右衛門プレイも可能です。
また、ステージ後半になるともう1つ新たな移動方法が使えるようになるのですが、それはゲーム本編にて確かめてみてください。
リプレイ登録も可能
本ゲームでは、ステージをクリアした際にリプレイを登録することが可能です。リプレイ登録は簡単な編集機能がついており、必要な個所だけ抜き出すことが可能になっています。作成したリプレイは「KILLSTAGRAM」というどこかで見たことあるような名前のWebサイトにアップロードされます。ローカルに保存しておくことはできないようです。
「KILLSTAGRAM」には、ほかのプレイヤーのリプレイもアップロードされており、クリアできないステージ等の攻略手順を参考にすることができます。
まとめ
最初はred guysの数も少なく、勢いで押し切れますが、後半のステージでは目の前に敵がいたり、3人まとめて攻撃してきたリと攻撃に幅が出てくると初見ではうまくいかず、攻撃パターンを把握していつ、だれを攻撃して、どの武器を拾ってどこで射撃するかというのを考えながら進めないと詰むようにできています。このバランスが非常によくできており、「力押しでは進まないが、考えると簡単に攻略できるルートがある」という絶妙なバランスで各ステージが作られています。
また、1週クリアすると新しいモードがアンロックされるので、ボリュームも決して少なくはないです。「死んで覚える」ゲームが好きな方にはおススメのゲームです。