中国は4月の上旬に「清明節」という日本のお盆にあたる祝日があります。この清明節を利用して香港に旅行することになりました。休みは土日を含めて3日しかなく、費用をできる限り抑えるため飛行機は使用せず、寝台列車を利用することにした結果、3泊4日のうち2泊は列車で寝るという強行軍となりました。
往路:駅へ移動
夜行列車が到着する寧波駅へ移動するため、高速バスに乗ります。終業後直接バス乗り場へ向かい、寧波を目指します。寧波には時々行っているので、ここは特別困ることもありません。移動中に読もうと思っていた本を読み始めたら、道が空いていたせいか予定より早く到着。ほとんど読み進めなかった。
寧波駅へ到着後、ネットで予約していた寝台列車のチケットを発行してもらいにチケットカウンターへ向かいます。今回はネットで費用も支払い済みなので、購入時の番号とパスポートを渡すとチケットを発行してくれました。
21時頃到着しましたが、夜行列車を待つ人でまだまだ駅前は賑わっていました。
駅の中で食事をしようということで中に入ります。中国では駅に入る際に身分証(外国人はパスポート)とチケット、手荷物の確認が行われます。各ホームへ降りる直前に改札機が用意されています。日本のように改札を通ったら(その気になれば)どの路線に乗ってもいいというようにはなっていません。
駅内で食事をしようとしたのですが、どこも片づけを始めており、唯一注文できたマクドナルドで食べることにします。まだ閉店時間じゃないんですがねぇ。
往路:寝台列車
出発時刻の約10分前に改札が始まります。改札後ホームで待機していると、すぐに電車がホームに入ってきました。乗車時間は8時間です。寝台列車にしては短めです。
寝台列車の中は、中国らしい汚さを覚悟していたのですが予想以上に清潔でした。ベッドは2段で、上の段に登る梯子は用意されてなく、足を置くステップを使用して登ります。通路に椅子が用意されているのも日本と同様です。外を見ても真っ暗なので結局使用しませんでした。
利用者向けに軽食が用意されています。つまみを大量に用意していたので、結局食べることはありませんでした。もったいない。
列車出発後、恒例の酒盛りへ、買い込んだつまみとビールを一通り飲んで寝ようとするのですが、揺れが結構大きくなかなか寝付けません。耳栓があると多少違うかもしれませんが、持ってきていませんでした。
そして香港へ
到着30分くらい前に「もうすぐ着くよ!」とおこしに来てくれます。往路は全員が同じ駅で降りましたが、同じ駅で降りない人が混ざっているとさぞかし迷惑であることでしょう。
外が明るくなっていたので外の写真を撮ったのですが、曇りのせいかぶれぶれになりました。
そうこうしているうちに、列車は目的地の深セン北駅へ到着しました。ここで列車を降りて、香港方面へ向かう地下鉄に乗り換えます。
※続きます。