世界とは独自の発展を続ける中国ネット界隈にて群雄割拠する中華クラウドサービスですが、今回は奇虎360が運営する「360云盘」を紹介します。
奇虎360とは
サービス提供元の奇虎360とは、北京市に本社がある、主にアンチウイルスソフトを開発している企業です。アンチウイルスソフトのほかにも、今回紹介するクラウドストレージや、ブラウザを開発したり、モバイルアプリのオンラインストアも運営しています。
(Googleのいない中国モバイルアプリ(Android)市場は、多くの企業が参入し血で血を洗う抗争が繰り広げられています。)
会員登録しよう
360云盘トップページの「注册新帐号」をクリックして会員登録画面へ移動します。
必要事項を入力しますが、携帯番号を入力後送信されたSMSに記載されている認証コードを入力する必要があります。日本の携帯には飛ばさないようなので、中国の携帯からどうぞ!
「马上注册」ボタンをクリックすると、なにやら読み込みが始まります。
その後360云盘が表示されました。初期の利用可能容量は360GBのようです。(中華クラウドにしては)少ないですね。。。
一部のフォルダは初期状態で作られています。自分で作成することももちろん可能です。ブラウザの画面上から右クリックからのフォルダ作成やアップロードができるようになっており、エクスプローラーの操作感に近いです。
「会员」をクリックすると、どうやら3.6Tまで容量は増やせるようです。(有料)
会員レベルというものがあるようで、無料会員はレベルを上げることによりクラウド容量が増加するようです。1T獲得するのに何日かかるのでしょうか。
アップロードしてみた
ブラウザ上のアップロードスピードを比較するため、先日ダウンロードしたiTunesのインストーラー(161MB)をアップロードしてみました。比較対象は「百度云」です。
360云盘:平均500kb/sでアップロードを行い、全てアップロードされるまで6分弱かかったが、その後の保存処理で処理が止まってしまい正確な時間は不明
百度云:平均3~4MB/sでアップロードし、20秒強ほどで終了。速い!
360云盘はそれほどスピードが出ませんでした。クライアントを使用するとスピードが上がるかもしれませんが、今回は未検証です。
UIはそれなりに工夫している
右クリックによる操作をサポートしているなど、百度云ではできなかったところがいくつかサポートされており使い勝手は良好です。初期容量が少なく、容量増加方法に時間がかかる点が少し気になります。