【保存版】香港へ陸路で行く方法まとめ

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日本から香港へ行く場合は、飛行機を利用するケースが大半ですが、今回は中国大陸から陸路で香港を目指す場合の行き方をまとめておきます。

中国といっても広いので、今回は華東地域(上海、杭州、寧波)を対象にします。

 

ちなみに空路で行く場合

飛行機のチケットを買って香港の空港に直接降りてください!快適な空の旅をどうぞ!!

※中国国内から行く場合深センで降りて地下鉄で香港を目指した方が安いかもしれません。

 

陸路で向かう場合のメリット、デメリット

honkong-201604-09陸路で香港を目指す場合、以下のようなメリットとデメリットがあります。空路は時間をお金で買う感じになりますので、時間に余裕があれば陸路を検討してもいいと思います。

また、寝台列車を利用することになるので、寝台列車を利用し慣れている人はそれほど大きな問題にならないかもしれません。

メリット デメリット
交通費が空路に比べて安い 空路と比較して移動に時間がかかる。
乗り換えが多い。
寝台列車は結構揺れる。

 

目指せ香港

load-to-hongkong-01陸路で香港を目指す場合、寝台列車を利用することになります。上海から香港に最も近い駅である深セン北駅まで、約10時間程度かかります。

まずは切符を入手する必要があります。上海であれば上海虹橋から深セン北までのチケットを窓口かネットで入手します。ネットで買う場合、大半の日本人はネット決済手段(支付宝等)を持っていないので、知り合いの中国人に頼むか、窓口で買うことになります。

当日切符売り場で切符を受け取るのですが、ネットで買った場合は購入完了の画面を窓口に見せればスムーズに処理が進むと思います。

駅の待合ロビーに入る際に手荷物検査と切符と身分証(パスポート)の突合せが行われるので、パスポートを忘れずに持っていきましょう。(というかパスポートは肌身離さず持っていてください)

切符にホーム番号が書いてあるので、該当ホーム周辺で待機していてください。待合ロビー内は食事ができるので、待ち時間中に食事をするのもありですが、寝台列車内に軽食が用意されている(おいしくはない)ので、好きな方を選択してください。

出発10分前程度でホームへ降りることができるようになります。ここで改札機に切符を通すので、係員の指示に従い切符を改札機へ通してください。

切符は社内での確認と、降車時に使用する(ことがある)ので、降りるまで大切に保管してください。

 

honkong-201604-08乗り込んでしまえば列車はすぐに出発します。寝台列車は1部屋に2段ベッドが2つ(合計4人)ある構成が一般的です。下の段であれば、ベッドの下に荷物を入れることが可能ですが、上の段の場合はベッドに荷物を置いていたほうが安全でしょう。寝る範囲が多少狭くなりますが、セキュリティ観点からしょうがないです。

出発後30分程度すると、車掌が切符の確認(と降車駅の確認)をしに来るので、切符を見せてください。切符は車掌が確認後返却されます。切符の確認が終わればひとまず自由時間なので、歯を磨いたり寝る準備を整えることができます。

廊下部分には共用の折りたたみ椅子が用意されていますが、夜出発(香港に朝到着する場合)なので景色は見えません。

やることやったらあとは寝るだけです。照明は個人用と共有のものがあり、共有の照明は最後に寝る人か、最も近い位置の人が消灯します。

廊下と部屋を仕切る扉は閉めることができますが、各ベッドにカーテンは用意されていません。

 

深セン北から

到着30分前程度に、車掌が起こしに来てくれますので、(二度寝とかしなければ)乗り過ごすことは基本的にないでしょう。夜出発した場合、早朝(6時ころ)到着するので、起きれば周辺の景色が見えるようになっています。

honkong-201604-14深セン北駅に到着後、到着ロビーに出る際に改札機があります。通常は切符を改札機に通して到着ロビーへ入るのですが、時間帯によっては改札機を全開にして素通りさせてくれますので、そのまま到着ロビーへ出ます。

深セン北駅から地下鉄に乗って香港への県境を目指します。駅構内の案内板を確認して地下鉄を目指してください。地下鉄は4号線に乗り、終点の「福田口岸」駅を目指します。乗車時間は約30分程度です。

自動券売機にて駅を選択すると必要な金額を入れるよう促されるので、お金を投入して切符を購入してください。深セン地下鉄の切符は、コインのような形になっています。改札時はスキャナーにタッチするとゲートのロックが外れます。降りるときは、改札機に小銭入れのようなコインを入れる個所があるので、切符を放り込むとゲートのロックが外れます。

 

to-hk-overland-route_01福田口岸を降りると、中国本土からの出国手続きを行います。案内板に従い出国検査場を目指します。途中にChina UnicomのSIMカード販売所があります。中国本土で購入したSIMは香港で使用できないケース(ローミング扱いになる)があるため、香港で使用するSIMカードをここで購入することも可能です。

両替所もあるので、香港上陸後の交通費がない場合は少し両替するといいでしょう。香港の市街地にある両替屋のほうがレートがいいので、ここで両替するのは交通費程度で大丈夫です。

出国手続き後、免税エリア(橋)を通過し、香港入境手続きを行います。ここでは、中国の入国カードのような用紙に名前、パスポート番号、滞在先などを記載する必要があるので、順番待ちの間に書いておきましょう。

入境手続きが完了すると、3か月滞在できるステッカーと、先ほど記載した用紙(写しは管理局で保持)をもらえるので、香港を出るまで大切に保管しておいてください。(用紙はもらえないケースもあるようですが、ステッカーはなくさないようにしてください。)

 

香港上陸

香港上陸後は地下鉄で市街地を目指します。オクトパス(八達通)という香港内の公共交通、コンビニで使用できる電子マネーを持っていれば毎回切符を買う必要がなく、コンビニでチャージできる(50香港ドルから)ので非常に便利です。

以上で陸路での香港上陸は完了です。上海からでも「寝ていれば着く」程度の距離なので、スケジュールに余裕があれば、寝台列車を利用してみるのも有効です。

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