日本で中国語の試験といえば中検(中国語検定試験)になるのかもしれませんが、中国での中国語試験といえばHSKです。以前HSK5級を受験した際の勉強法を紹介するので、受験者の方は参考にしてみてください。
全般:過去問をやり込む
テストの時間配分に慣れるため、過去問を繰り返し実施しました。ネット上でも過去問が掲載されているサイトがあり、ありがたく使わせてもらいました。
- 法政大学 中国語資格試験(HSK・中国語検定)合格講座
https://epf.hosei.ac.jp/mahara/group/view.php?id=161
HSK級別単語リストと、4回分の模擬試験問題があります。かなり充実しており、ここの問題を繰り返しやるだけで十分な対策になります。各級における使用単語リストがあり、5級範囲の単語についてざーっと眺め、覚えていないものは別途チェックしました。 - 日建学院 HSKネット試験
http://www.ksknet.co.jp/nikken/guidance/hsk/pastquestions/02.aspx
こちらも過去問が公開されています。法政大学がかなり充実しているので、余裕があれば手を付ける感じにしようとおもいます。
听力(ヒアリング)対策
ヒアリング対策は、まず過去問を実施することにより出題者の発音に慣れるようにしておきます。また、中国語のラジオやポッドキャストを聴くことにより、中国語に耳を慣れさせていきました。
ポッドキャストは下記2つあたりを聞いていました。
- CSLPOD
シチュエーション別の中国語会話が収録されています。それほど難しい内容ではないですが、耳を慣らすために聴いていました。 - NHK WORLD RADIO JAPAN News
日本のニュースを中国語で放送してくれるポッドキャストです。一般的なニュースのスピードで話すため結構速く、ついていくのが大変ですが、これを問題なく聞き取れるようになればHSK5級クラスの听力は問題ないと思います。
阅读(リーディング)対策
リーディングは時間との闘いになることが予想されるので、普段から中国語の文章に目を通し、文章を読むスピードを強化する訓練を行います。
以下は日本の新聞の中国語版ですが、読めない単語があってもその場で調べようとはせず、前後の単語や文脈から内容を推測しながら読みます。
HSK過去問のリーディング問題も同様にやっていきますが、こちらは答え合わせの際に読めなかった単語は調べておきます。過去問に登場してくる単語は本番にも登場する可能性があるため、意味を理解しておく必要があります。
手写(ライティング)対策
新HSKから作文問題が追加されました。作文対策として、Lang-8(ランゲート)というサービスを利用することにしました。
Lang-8は、中文や英語等で文章を投稿すると、別のユーザー(ネイティブ)が添削をしてくれるというサービスです。また、日本語学習者が投稿した文章を、日本人が添削してあげることで、相互に学習ができるというシステムになっています。
過去問対策がベース
基本は過去問を繰り返し実施し、補足としてポッドキャストや中国語の新聞に目を通してそれぞれの能力を強化していく形になっています。
なにより中国語に慣れることが最も重要であるため、毎日短時間(通勤時間のみ)等でもいいので、毎日続けることが重要となります。
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今日のまとめ
- HSKの勉強法を紹介したよ!
- 過去問を繰り返しやるのがおすすめ!
- 継続することが大事だよ!!