続々と新製品が投入されにわかに盛り上がってきたVR界隈ですが、今回は各社から発売されているHMDについて比較してみました。
HMDの種類
- HMDの映像出力方法について
映像の出力方法において、大きく2種類に分けることができます。今回紹介するのはディスプレイを内蔵している種類になります。もう1つの方法としてゴーグル型本体に携帯(スマートフォン)をはめて使用するものもあるようですが、今回の比較には含めていません。 - 音が出ない
HMD単独で音声を聴く機能(スピーカーやヘッドホン)を搭載している機器はごく一部になります。そのため、別途PCのスピーカー等から音声を出力するか、ヘッドホンやイヤホン等を装着してゲームをプレイすることになります。ヘッドホンの形状によっては、HMDの重量とあわせて結構な重量になることが予想されます。
機種比較
今回は機器単独で映像を出力するものから8種類比較してみました。(アルファベット順)
※現在開発中の機種については、今後スペックが変更になる可能性があります。
名称 | 解像度 | 視野角 | リフレッシュ レート |
インター フェース |
重量 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|---|
FOVE | 2560×1440 | 100°以上 | 60fps (90fps予定) |
USB3.0等 | 400g (予定) |
不明 |
GALAXY VISION | 1920×1080 | 100° | 60Hz | HDMI1.4b USB2.0 |
約380g (ヘッドバンド、ケーブル除く) |
5万4千800円 |
HTC Vive | 2160×1200 | 110° | 90Hz | HDMI USB3.0 |
不明 | 11万2千000円 |
Oculus Rift | 2160×1200 | 110° | 90Hz | HDMI | 約440g | 8万3千800円 (送料1万800円) |
PlayStation VR | 1920×1080 | 約100° | 120Hz、90Hz | HDMI | 約610g (ケーブル除く) |
4万4千980円 |
Razer OSVR | 1920×1080 | 100° | 60Hz | USB3.0 | 不明 | 299.99ドル |
StarVR | 2560×1440 | 210° | 不明 | 不明 | 不明 | 不明 |
Sulon Q | 2560×1440 | 110° | 90Hz | USB 3.0 Micro HDMI |
不明 | 不明 |
どれが注目?
個人的に注目しているのは、Steamとの親和性が高そうなHTC Viveと、(スペックだけは)他をぶっちぎっているStarVRでしょうか。Sulon Qは他のHMDとは異なり、Windows10を搭載しており、単独で動作するHMD機器となっています。Windows搭載ということで、Windowsで動作するゲームであれば遊べるようになるのでしょうか。
既に発売を開始しているものもあり、今年の秋頃までにはおおよそ製品が出揃うと考えられます。VR機器選定の際には参考にしてみてください。