【フライトスティック】Saitek X52 Pro Flight Control System レビュー!

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DCS World等フライトシミュレーターをプレイする場合、キーボード操作だと繊細な操作ができず満足に操作できないケースがほとんどです。フライトスティックの調達が必須であると感じた私は、Saitek X52 Proというフライトスティックを入手しました。

 

予備情報

Sitekはフライトスティックの他にもゲーム用コントローラー(ハンドル等)を多数製造しています。今回購入したX52 Proの他にも、X52というモデルがあるのですが(「Pro」がない)それらの違いは、金属パーツを使用することによる耐久性の増加と、独自のデュアルスプリングメカニズムの採用により、中心点から動き出す時のスプリング強度がアップしているとのことです。

ボタンの数は変わらないので、どちらを買っても同様の操作感でプレイできます。

また、上位モデルとしてX55というのがあるのですが、こちらは生産終了し、新型のX56が発表されたため価格が下がってきています。買うなら今です。
※追記:X55はほぼ入手できなくなってきているようです。

 

 

開ける

ヨドバシアキバに在庫があったので買ってきました。25,000JPY程度です。フライトスティックは需要が少なく、作っているメーカーも少ないため、強気の価格設定をしてくるケースが多く見受けられます。

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パッケージには数カ国語で製品説明が書いてあります。日本語はありません。

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開封すると、緩衝材によって内部で動かないように固定されています。スティック本体はビニール袋に入れられています。

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今回購入したフライトスティックは、スロットルと操縦桿が分離したものです。それぞれビニール袋に入っています。日本語の簡単なマニュアル(というかサポート先が記載されている紙)が入っていました。

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接続してみる

スロットル部分と操縦桿部分を専用のケーブルで接続し、PCへ接続します(PCへの接続はUSBです)。接続しましたが、コントローラーの設定で一部動作しないキーがあります。どうやら接続する前にドライバをインストールする必要がある用で、手順を完全に無視していたためうまく動いていませんでした。

Saitekのホームページから、ドライバとユーティリティーソフトウェアをインストールすると、無事に設定できるようになりました。

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使ってみる

早速Elite:Dangerousで使用してみました。雰囲気は抜群にでていますが、なれない内は操作が大変です。少々乱暴に扱っても動いたりしないように、操縦桿とスロットル下部に吸盤を取り付けるスペースがあります。

慣れてくると徐々に操縦桿の恩恵を受けるようになってきました、一般的なキーボード操作の場合、ピッチとロールの操作はマウスを使用して実現していました。この場合、マウスを動かし続けないと機体の向きが元に戻ってしまい、何度もマウスを往復させないと向きを変更できないケースがありました。

また、敵機を追跡する際も、マウスを往復することによりタイムラグが生じて逃げられてしまうという自体も発生し、マウス操作にはストレスを感じていました。

フライトスティックを使用することにより、操縦桿を傾けていれば向きが変わり続けるようになったため、敵機に追従するのが用意になり、マウス往復というストレスからも解消されています。

本製品は小指部分にもトリガーが設置されています。このトリガーは位置を上下に変更することができるようになっており、手の小さい人でも届くように調整することができます。私も少し上へ移動して手の位置に収まるよう変更しています。

スロットル部分にもハットスイッチとボタンがいくつか用意されているので、主要な操作を割り当てればキーボードを触らずに操作できるようになります。用意されているボタンについては今のところ足りないなと感じたケースはありませんでした。

スロットルは、約25%部分と約75%部分に抵抗があり、それ以下(以上)にスロットルを入れようとする場合少し力を入れる必要があります。これがいいのか悪いのかはゲームによって異なり、Elite:Dangerousでは最適旋回速度に合わせるのが容易になる一方、War Thunderではスロットル出力を92%程度までしか上げれず、スロットル100%の位置を維持することが難しくなっています。

ラダー(ヨー)は操縦桿を左右に捻ることで実現していますが、この捻りラダーについては諸々問題が発生しました。

 

捻りラダーの限界

フライトシミュレータ等で使用するフライトスティックには、ラダー機能を実現するためにスティックを捻ることによりラダー機能を実現しています。捻りラダーを搭載することにより、ジョイスティックのみで飛行機の操作が可能になる等のメリットがあります。

しかし、捻りながらスティック上のハットスイッチ等を操作するのは困難であり、ボタンが押せない、捻りを解除してしまうという問題が発生しました。さらに、ひねる動作についても、手のひら側に捻る(左回り)の場合は人間の自然な動きなのですが、手の甲側に捻る(右回り)は、日常生活では使わない動作であり、捻ったままホールドしてボタン等を操作するのは困難でした。

というわけでラダーペダルを買ったのであった!!!

ラダーペダルのレビューもしたのであった!:

【ラダーペダル】Saitek Pro Flight Rudder Pedalsをレビューする!

 

まとめ:世界は変わる(が慣れが必要)

マウスとキーボード操作に比べ、実際に運転している感はよく出ており、フライト系ゲームをやるにあたっては本当に買ってよかったと思います。フライト系ゲームをやるのであれば、確実におすすめできる入力デバイスです。

 

 


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