【英語タイピング】Epistory – Typing Chronicles レビュー


Epistory – Typing Chroniclesは、ベルギーのデベロッパーであるFishing Cactusが開発したタイピングゲームです。美しい折り紙のような世界を巨大な狐に乗った女の子が旅をしていきます。行く手を阻む岩やモンスターには剣と魔法・・・ではなくタイピングで立ち向かいます。その他にも、ワラワラ出てくるモンスターをタイピングでひたすら撃退していくアリーナモードなどがあります。

 

打鍵して戦う

ホームポジションで移動可能
ホームポジションで移動可能

プレイヤーは、巨大な狐に乗った女の子を操作して世界を旅していきます。上空から見下ろす形の視点ですが、一般的なマウスや、WASDで操作するものではなく<EFJI>で操作します。このゲームでは、移動と戦闘がシームレスに繰り返されるため、キーボードのホームポジションから手を移動することなくキャラクターが操作できるように工夫されています。マップでは障害物を破壊する、モンスターを撃退する等、特定の条件をクリアすると次のエリアが解放されるようになっており、折り紙が広がっていくように新しいエリアが展開されていきます。

 

 

攻撃方法は「打鍵」
攻撃方法は「打鍵」

行く手を遮るオブジェクトや敵モンスターは、タイピングを駆使して闘います。移動していくと、進行方向を遮る倒木や岩が現れ、そのままでは進めなくなってしまいます。Spaceキーを押すと攻撃可能オブジェクトに英単語が表示されるので、表示された英単語を入力すると巨大な狐が謎の光弾をモンスターめがけて発射し該当オブジェクトを攻撃します。倒木や岩は1回、モンスターは複数回単語入力を行うと破壊することが可能です。モンスターはこちらを攻撃しようと近づいてくるので、プレイヤーのところに到達するまでに単語をすべてタイピングし撃退する必要があります。このゲームにライフの概念はなく、モンスターがプレイヤーに接触すると即死します。プレイヤーにモンスターを接触させることなく、位置関係を考慮しながらモンスターを攻撃していく必要があります。

 

 

スキルを覚えて快適打鍵の旅
スキルを覚えて快適打鍵の旅

本ゲームは、敵モンスターが接触すると一発昇天というプレイヤーにやさしくない仕様となっています。しかし、モンスターを撃退して集めた経験値を使用して、プレイヤーに有利になるスキルを取得することができます。たとえば、狐の移動速度を向上させるスキルでは、文字通りマップの移動スピードが増加します。初期状態ではかなりもっさり移動するので、早期取得を推奨します。さらに、単語入力が完了すると該当モンスターをノックバックさせるスキルも存在します。そのほかにもさまざまなスキルが存在し、ゲーム開始段階から取得できるスキルのほかに、ゲームの進行に応じて取得できるスキルが増加するようになっています。

 

 

ガチ勢用「アリーナモード」

打鍵中毒なあなたに
打鍵中毒なあなたに

「マップを歩くとかはいらないんだ!!自分はひたすらタイピングがしたいんだ!」という打鍵マニアにおすすめなのが「アリーナ」モードです。本モードでは、プレイヤーは画面の中央に固定され動くことができません。ゲームがスタートすると、そこかしこからモンスターがワラワラ湧いてくるので、鍛え上げられたタイピング技術を駆使してモンスターを撃退してください。モンスターは複数の出現ポイントからプレイヤーへ異なるスピードで向かってくるので、どのモンスターが最も早くプレイヤーへ到達するかを瞬時に見極めて、単語をタイプする必要があります。獲得したスコアは記録され、全世界のユーザーを対象としたランキングに表示されます。自分の順位を見ながら上達具合を実感するのもよろしいでしょう。本モードではほとんど休憩する暇もなくモンスターが出続けるため、「打鍵するのをやめるとイライラして人にあたってしまう!」という打鍵マニアの方や、新しいキーボードを購入してきた際の試運転で激しい打鍵行為を行いたい方はアリーナモードを1戦プレイ・・・なんてのもいいでしょう。

 

 

タイピングゲームらしい設定画面

スタッツも見れます。
スタッツも見れます。

メニュー画面もタイピングゲームであることを強く主張しており、メニューの各項目名をタイプすると、該当項目へ移動することができるようになっています。スキル選択もキーボードでスキル名称を入力するとポイントが割り振られるようになっています。メニュー画面に関してはマウスによる操作も認められており、カーソルが表示されますが、キーボードから手を離さなくて済むので、そのまま打鍵して選択することが多いです。ちなみに、メニュー画面はTabキーで表示されます。こちらもホームポジションからほとんど手を動かすことなくメニューを開くことができます。自身の成績は「STATS」画面から確認できます。STATSでは、1分間の打鍵数や、これまでの合計入力単語数等が閲覧できるようになっています。

 

 

英語学習にもOK?

お子様の単語学習にも是非
お子様の英単語学習にも是非

本ゲームは日本語化されていません。メニュー表示や、ゲーム内で表示されるタイピングのお題もすべて英語となります。しかし、英語の意味を考えながらタイピングすれば、ブラインドタッチを身につけつつ、英語学習もできてしまうという一度で二度おいしいゲームとなっています。


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