ケンジントン スリムブレード トラックボールでトラックボール沼から脱出した話


PCと肉体の接点であるキーボードやマウス等の入力機器には金をかけるべきというのが私の持論です。FPSなどゲームプレイ時はマウスを使用しますが、普段はトラックボールを使用しています。今回は、トラックボール界の人類最高傑作である、ケンジントン スリムブレードトラックボールを紹介します。

 

なぜトラックボールなのか?

マウスの方がさまざまな種類が販売されており選択肢が多いのに、なぜトラックボールのようなマイナー入力機器を使用するのでしょうか。トラックボールには、マウスにはない様々な利点があるからなのです!!

 

スペースを取らない
トラックボールの場合動かすのはボールであり、マウスのように本体を動かすことはありません。そのため、トラックボールを設置する空間を確保できれば使用することができるようになります。マウスだとある程度の空間がないと動かすことができず、使用は困難を極めるでしょう。

 

動かさない

前述のとおり、設置以降はトラックボール本体を動かすことはありません。本体が動かないということは手を動かさないということになり、手首に負担がかかることもありません。最近ではマウスを動かしすぎて腱鞘炎になってしまうこともあるようなので、手首に不安を抱えている方は購入を検討されてはいかがでしょうか。

 

マウス固有の煩わしさがない

マウスを使用しているときに発生するいくつかの使いづらい点が解消されます。たとえば、マウスパッドの端までマウスを動かしてしまったので、マウスを持ち上げて中央に戻してくる動作があります。マウスの設定によっては何回もマウスを往復させないといけませんが、トラックボールではこのようなことはありません。

 

人類最高傑作

トラックボールのメリットをご説明したところで、今回ご紹介する「ケンジントン スリムブレード トラックボール」について説明します。製造元であるケンジントン・テクノロジー・グループは、アメリカにあるACCO ブランドという会社のブランドとしてPC周辺機器を製造しています。

ケンジントンはさまざまな種類のトラックボールを製造・販売していますが、フラッグシップ機器となるのがスリムブレード トラックボールになります。

 

外観

グレーの本体に赤いボールが装着されています。本体はPC周辺機器っぽくないスタイリッシュな外観となっています。ボール下半分に2つ、上半分に2つボタンがあります。下半分のボタンはマウスの左、右クリックと同様ですが、上半分の2つはドライバから機能を割り当てることが可能です。RIMG1130

本体の高さが低いため、パームレストを使用しなくても特に不自由なく操作することができます。

 

 

 

 

 

RIMG1131USBケーブルは布素材でできているため、配線の取り回しは比較的融通が利きます。耐久性については、引っ張ったり等乱暴な使い方をしないのであれば、特に問題ないでしょう。

底面は穴が開いています。この穴によって、ボール内部に入り込んだゴミが下から出ていく形になり、ボール内部にゴミがたまるようなことはありません。

 

使用感

ボールは人差し指か中指で操作します。ボールを転がす際のぬるぬるした操作感が気持ちいいです。ボールが大きいため、画面の端から端まで移動するような時も、勢いをつけてボールを動かせば移動させることができます。慣れてきたらマウスの設定でカーソルスピードを速めに調整すれば使いやすくなるでしょう。

左クリックは主に親指、右クリックは小指を使用しています。本体の大きさはちょうどよく、手の小さい方でも特に問題ないかと思われます。上半分のボタンを使用する場合、ボールが邪魔で押しづらくなるケースが少しありましたが、そもそも上半分のボタンはそれほど使用していないので困ってはいません。

このトラックボールにはスクロールホイールがついていません。どうやってスクロールするのかというと、ボールを横に回転させることにより上下スクロール機能を実現します。右に回すと下へスクロールし、左に回すと上へスクロールします。スクロールさせると、本体から「カチカチ」という音が鳴ってスクロールしているのがわかるのですが、大きすぎる音ではなく、マウスのホイールを操作しているときとほぼ同様です。トラックボールを操作しているポジションから手を動かすことなくスクロールもできるので、スムーズに操作することができます。

ドライバやユーティリティソフトは付属していませんでした。代理店の七陽商事からダウンロードするようです。

 

まとめ:向いている人、いない人

人類最高傑作の名にふさわしいトラックボールですが、そもそもトラックボール操作に向いているケースと向いていないケースがあります。向いていないケースの場合でも、慣れれば問題なく利用することが可能です。

向いているケース

繊細な操作を求められない、素早い操作が不要である等、一般的なオフィス用途であれば問題なく使用できると思います。

向いていないケース

向いていないケースは、向いているケースと逆のパターンになります。画像処理などでミリ単位の操作を求められる場合や、ゲームなどで素早い操作が必要である場合は、マウスのほうが効果的なケースが多いです。

 

最後まで読んだあなたは、トラックボールが欲しくてしょうがなくなっているに違いありません!今すぐ手元のマウスを窓からぶん投げて、トラックボールを導入しましょう!!

 

 


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