【避けゲー】Super Hexagon レビュー


皆さんも面倒なことや逃げ出したくなる状況に陥ったことは何回かあると思います。最も良いのは逃げずに立ち向かい、問題を解決することが美徳と考えられており、某アニメなんかでも「逃げちゃだめだ」なんて言われておりますが、今回ご紹介するゲームは、逃げて逃げて逃げまくって逃げ切るとゲームクリアとなる「Super Hexagon」です。

 

問題解決手段は「逃げる」

2015-10-02_00001早速ゲームを開始すると、このゲームのルールについて詳細かつ非常に分かりやすい説明があります。簡単に訳すと、「左キーと右キーを使って6角形の周りを動かせ」となります。また、この画面では実際に自機(というか三角形)を実際に動かすことができるので、ゲーム前のウォーミングアップにはぴったりです。(なお、初回起動時しかでません。)

その後スペースキーを押すとゲームが始まります。先ほどの説明画面にもあったとおり、自機(というか三角形)を左右キーで動かし、画面端から中央に向かってやってくる壁からひたすら逃げ回ります。壁は続々とやってきます。疲れたからといって待ってはくれません。この辺は現実の世の中を非常によく描写できています。

最初は快調に逃げ回れるものの、いずれ壁に激突してしまいます。壁に激突するとゲームオーバーです。ライフが減ったり、新しい機体(というか三角形)か画面下からびょーんと飛び出してくることはありません。「ぶつかったら終わり」なのです。この辺も新卒至上主義で、レールから外れると二度と戻ってこれない日本社会の縮図を見ているようです。

 

 

10秒持たない世界

2015-10-02_00005さて、かく言う私ですが、初回プレイ時の記録は8.37秒というクソ記録をたたき出しました。ウサイン・ボルトが100メートル走りきる間持たせることができませんでした。静止画だけ見ると大した事なさそうに見えますが、実際のゲームではこの画面がぐるぐる回転したり、拡大縮小を繰り返したりし、プレイヤーの位置感覚を狂わせる試みをこれでもかというほど実行してきます。

タイミングを誤った自機(というか三角形)は壁に激突してしまいます。くどいようですが「壁にあたると終わり」です。さらに、10秒や20秒等特定のタイミングでレベルが上がり、画面の動きは軽快なBGMと合わせてどんどん激しくなっていきます。この辺も、問題の解決(今回の場合は「逃げる」ですが)には困難が付きまとうという世の中の悲しい現実をよく表しています。

あーちなみに、左右キーは押しっぱなしにすると自機(三角形)がどんどん進んで行ってしまうので、「隣に行けばいいから左を1回押せば移動できる!」という考えでやると進み切らず壁に激突します。キチンと隣のエリアまで移動後、キーを離して停止してください。

 

 

総ゲーム時間:6分(極めて順調に進んだ場合)

最初から選択可能な3つの難易度をクリアした場合、それぞれに対応した隠しステージがアンロックされます。隠しステージも順調にクリアした場合、全てのステージをクリアするのに要する時間は6分程度となります(ミスなく完璧に各ステージをこなした場合)。

これを少ないと感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとした暇つぶしに6分でオールクリアを狙ってみてはいかがでしょうか。ゲームの容量は24.2MBしかないので、ダウンロードの時間を入れても15分位でオールクリアまで行けると思います(ミスなく完璧に各ステージをこなした場合)。

 

逃げるのも一苦労

2015-10-02_00002このゲームでは空間を確認する能力と、そこへ行くための最短経路(右か左)を判断するタイミングが高速で何度も繰り返されます。つまり、問題解決へのアプローチ(空間)と解決するための決断(右か左)を同時に高速化できるゲームとなっております。しかし、「壁がこちらに向かってこないようにする」という抜本的な問題の解決には至りませんでした。おしい!

ちなみに私の最高記録は51.51秒です。1分逃げ切ることもできませんでした、やはり抜本的な対策が必要であると思われます。

ちなみに、ゲームのタイトル画面で「Esc」キーを押すと、このゲーム自体から逃げる(終了する)ことが可能です。


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