私が禁煙に大成功した話

タバコカット

私は上海に赴任していた頃1度禁煙に失敗し、2度目のチャレンジにて禁煙に成功しました。以降3年ほどタバコを吸っておらず、吸いたいとも思いません。なぜ1度目は失敗し、2度目は成功したのでしょうか?

 

1回目の禁煙方法

1回目の禁煙方法は、とにかくタバコを我慢するというものでした。朝起きて1本、ご飯を食べて1本、という生活を繰り返していたので、タバコが吸えないせいで集中力を無くし、イライラしていました。

そんな中でも2か月程度は禁煙を継続できていたのですが、喫煙者の知人と食事をした際に禁煙していることを告げると、「いくらでもすっていいよ!」とタバコを勧められ、1本くらいは・・・というノリで吸ってしまったのでその後歯止めが効かなくなり、晴れて喫煙生活復帰となったわけです。

 

2回目の禁煙

上海から帰任後、東京の歩きタバコ防止条例があったため、東京都内にてタバコを吸える箇所は激減していました。駅周辺の喫煙所や、タバコ屋さんがサービスで提供している喫煙スペースのみとなっていました。もちろん歩きタバコは厳禁です。

どんどん喫煙者に対する締め付けが強化される中、私はひっそりと2回目の禁煙を実行することにしました。しかし、ただ我慢するだけでは前回と同じ結論になるのは目に見えていたので、方法を考えることにしました。

 

禁煙外来に行った

全国各地には、喫煙者向けに禁煙対策のカウンセリングをしてくれる禁煙外来というものが存在します。東京都の場合、下記リンクに医療機関の一覧があります。私も付近の禁煙外来に行ってみました。

参考:ニコチン依存症治療に保険が適用される医療機関一覧

 

予約が必要

禁煙外来は予約が必要とのことでしたので、電話にてあらかじめ予約しておきます。

 

初回カウンセリング

禁煙外来の初回カウンセリングにて「ニコチン依存は病気です。」と断言されます。「自分は病気だったのか・・・」と凹みましたが、だったらしっかり治してやろうというモチベーションにつながりました。

その後、肺の一酸化炭素濃度を確認するため、特殊な機械に息を吹き込みます。すると、ゲージがほぼMAXの位置まで上昇しました。担当の医師は「現在は肺に一酸化炭素が充満している状態です。」と説明してくれましたが、正直半信半疑でした。

参考:呼気一酸化炭素濃度測定について

 

禁煙を実施するに当たりチャンピックスという薬を処方してくれます。最初の1週間は通常服用する量の半分だけ服用し、その間は普通にタバコも吸っていいそうです。ただし1週間後から本格的に禁煙を行うので、最後の1週間しっかりタバコを吸っておくようにとのことでした。

参考:禁煙のための飲み薬を処方された方、およびご家族の方へ

 

帰宅後薬を服用し早速タバコを吸ったのですが、タバコがおいしく感じられません。これが薬の効果でしょうか。おいしくないので半分程度吸ったところでやめてしまいました。その後何回か吸っては消し、吸っては消しを繰り返し、私のタバコとの最後の1週間が過ぎていったのでした。

 

2回目の通院

2回目に通院した際に、薬のせいかタバコがおいしくないのでそれほど吸ってない旨を医師に伝えました。薬を服用することによって体調不良等ないか確認した後、医師からは、「今週からは完全に吸わないでください。薬も1度にこれまでの倍服用します。」と告げられました。

最後にいつもの一酸化炭素濃度チェックを実施したのですが、少し減少していました。半信半疑だったのですが、タバコを吸う頻度が減ったことにより、肺の一酸化炭素濃度も減少したものと思われます。

 

禁煙生活の開始

こうして薬を飲みながらの禁煙生活が始まりました。薬が効いているおかげかそれほどタバコを吸いたいとも思わず、たまにタバコが吸いたいなと思った時は、飴やガム等を食べてごまかすことによりタバコを吸わずに生活ができました。

薬の服用後に頭がふらふらしたり、吐きそうな気持ち悪さが出てくることがありました。副作用だと思いますが、自分は「ここでやめるわけにはいかない。」と服用を継続しましたが、あまりにも症状がひどい場合は早めに医師に相談することをお勧めします。

その後2週間に1回薬をもらうのと一酸化炭素濃度測定を行うために合計4回行ったので、約2か月強程度薬を飲みながら禁煙生活を送っていました。

 

最後の通院

初回から数えて6回目の通院時、一酸化炭素濃度を測定しましたがもうゲージが上昇することはありませんでした。肺から一酸化炭素が取り除かれ、正常に戻ったようです。

医師から「まだタバコを吸いたいか?」と聞かれましたが、特に吸いたくないと答えたところ、「もう投薬治療は大丈夫だと思う。しばらく薬なしで様子を見てほしい。」とのありがたい言葉をいただきました。

事実上の禁煙完了宣言です。実際この時期になるともうタバコを吸いたいとも思わず、薬もこりごりだったので、その後は全くタバコを吸うことなく現在まで生活できています。

ちなみにその後1回だけ飲み会でタバコを勧められましたが、結局吸いませんでした。

そして現在もタバコを吸わずに生活できているわけですが、世間ではタバコの値段が上がって大変なようですね(他人事)。

 

禁煙のポイント

私の経験を踏まえての禁煙のポイントは以下です。

  • 禁煙外来は行った方がいい!
  • 周囲の協力が必要!
  • 吸いたくなった時の紛らわし方を習慣づける!

タバコは大人の嗜好品なので、吸い続けることの是非については置いておいて、タバコを止めたくなった人に少しでも参考になれば幸いです。

 

今日のまとめ

  • 禁煙に成功したよ!
  • 禁煙外来に行ってよかったよ!
  • ちなみに余命が確定したら復活する予定!!!

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