【戦場体験ゲーム】PlanetSide2 レビュー


これまで数々のゲームがFPSというカテゴリの中で生まれてきましたが、特にFPSをはじめて遊ぶという方にお勧めしたいのが、今回紹介するPlanetSide2です。というか、FPSというカテゴリに属するゲームなのかどうかも怪しいのですが、他に妥当なのがないため、一旦FPSということにしておきます。

 

他のFPSと違うところ

各ゲームにおいて微妙にシステムを変えてみたり、移動方法に微妙な変化を持たせることによって、既存のFPSとの差別化を計ろうとしていますが、本ゲームはもっと根っこの部分から違います。一般的なFPSの常識と比較して、PlanetSide2がどのように違うのか見ていきましょう。

  • ゲームを始めるためにマッチングする。
    マッチングしません。ログインしたら既に戦闘が(どこかで)始まっています。
  • 双方同一数のプレイヤーが集まったら開始する。
    同一数のプレイヤーが集まるまで待機しません。ログインしたら始まっています。人数は考慮しません。
  • 勝敗が明確になっている。
    拠点を取った、取られた等の勝敗はありますが、全体としての勝ち負けは設定されておりません。
    勝敗を決めるための特別なイベント(アラート)も行われますが、参加する/しないは自由です。

 

 

じゃあどういうゲームなのか

planetside2_13つの勢力の内いずれか1つに所属し、残りの勢力と戦うゲームです。1つのサーバーでプレイできる人数は最大2,000人であるため、最初は数名の撃ち合いだったのが、最終的に車両・航空機も加えた100人対100人の超大規模戦闘になってしまったということもしょっちゅうあります。

明確な勝敗の概念(≒ゲーム終了条件)はなく、4つあるマップの中で敵の拠点をひたすら取り合う戦いが行われています。自分が拠点を取る部隊に参加してもいいし、拠点を防衛する部隊に参加してもいいし、どちらもやらずにバギーでドライブしたり、飛行機を乗り回してもいいです。

ゲームの目標(敵を全滅させる/拠点を占領する)というのが明確に定められておらず、何をするかはプレイヤーの判断に委ねられます。極端な話拠点を無視して砂漠のど真ん中で100人対100人の撃ち合いをしてもいいのです。

つまり、プレイヤー1人における責任が、他の(5人対5人等の)FPSに比べて極端に低いため、冒頭で述べたとおり、FPS初心者の方にはうってつけというわけです。

 

 

やってみる

チュートリアルを終えると、ワープゲートという味方の本拠地へ飛ばされます。ワープゲートは敵軍が占領できないため、内部でバギーを乗り回そうが、飛行機で飛びまわろうが自由です。それほど広くはありませんが。

装備を変更したり、乗り物を出すためには専用のターミナルを操作する必要があります。装備のターミナルは銃のアイコンが表示されており、車両、航空機もそれぞれ分かりやすいアイコンが表示されているのですぐ分かるでしょう。

まずは装備ターミナルを見てみます。クラスは6種類存在するようで、空を飛ぶことができたり、シールドを展開して耐久力を高めたり、味方を蘇生することができたりとさまざまなクラスが存在します。日頃の殺伐とした撃ち合いに疲れた私は、メディックを選択して味方のために働くことを決意するのでした。

それでは早速戦場へ行ってみましょう。「U」キーをクリックするとリスポン地点を選択するマップ画面が表示されるので、大規模な戦闘が行われている箇所を選択します。今回は敵の攻撃を受けている拠点にリスポンし、傷ついている味方を治療することにします。

 

 

戦争は現場で起きていた

planetside2-2現場へ到着したのですがひどい有様です。拠点の周りを車両が取り囲み、リスポン地点から外に飛び出そうとしたら戦車の主砲が容赦なく飛んできます。拠点内部では敵部隊がコントロールポイントを占拠しており、勇気ある味方が奪還に飛び出しますが、敵兵に射殺されてしまいます。

もうだめかと思ったその時、味方の別働隊が戦車部隊を率いて敵車両を次々と破壊していきます!敵も勝利を確信し後方の警戒を怠っていたため、あっという間に車両が破壊されていきます。兵隊のリスポン拠点となる兵員輸送車も破壊されたため、敵側は兵隊を供給することができなくなってしまいました。

すかさず内部の歩兵部隊はMAXへ換装し、コントロールポイント奪還へ突撃しました。MAXはパワードスーツを装備した兵隊であり、通常より耐久力が高く、装備を換装することにより対人、対車両、対空なんでもできるすごい奴(便利屋)です。

私は後方からそろそろ進軍し、無念にも倒れた味方たちを蘇生していきます。なお、メディックにて蘇生するには、「3」キーで医療キットを装備した上で、死体に向かって右クリックすると蘇生が可能です。味方は無事蘇ったのですが、蘇生した味方の体力が減少しています。どうやら、敵を殺したり、味方を蘇生することによって獲得するサートポイントを使用することによって、医療キットをレベルアップする必要があるようです。中途半端にしか蘇生できない私はヤブ医者ということになります。これはさっさと医療キットをレベルアップしなければなりません・・・

 

 

攻撃隊に随伴することに

planetside2-3その後相手の攻撃を押し返した防衛隊に続いて、隣接する敵拠点の攻略に同行しました。戦車隊に歩兵が随伴し、戦車を破壊しようとする敵歩兵に対応しています。私はというと兵員輸送車に乗り込み、首尾よく拠点へ到着します。コントロールポイントへ向けて突撃しますが、前方を走る味方が突然爆発しました。地雷が仕掛けられているようです。ヤブ医者ですが目の前で死なれたのであれば蘇生しないわけにはいかず、蘇生してあげました。中途半端に体力が回復した彼はまた突撃していきました。

敵の防衛が激しく、なかなかコントロールポイントまで到達できません。拠点を確保するためには、コントロールポイントを確保(しばらくその場に留まる)し、指定された時間保持できれば、晴れてこちらの拠点となります。敵はコントロールポイント周辺に展開し、突撃する味方が近づけないようにしているようです。

まごまごしていると、突然空からありえない数の戦闘機が飛来し、次々と対地攻撃を始めました。こちらは対空車両が随伴していないため、一瞬で味方車両が破壊されていきます。先ほどの防衛時にやったこととまったく同じことで対応され、わが軍は後退を余儀なくされるのでした。

と、このタイミングで疲れたのでログアウトします。自分がやめたくなったタイミングで自由にやめることができます。通常のFPSと違い、勝手に抜けても特に迷惑はかかりません。

 

 

まとめ:何をやっても自由な戦場

planetside2-4実際にプレイしてみて一番感じたのは「何をやるのも自由」というところでした。戦場へ行ってもいいし、行かなくてもいいです。敵の通りそうなところへひたすら地雷を設置してもいいし、戦場の最前線でひたすら撃ち合いをしてもいいです。自分の撃った銃弾が味方に当たる(FFあり)なので、そこだけ気をつければ原則怒られるようなことはないです。そういう意味ではストレスフリーなFPSと言えます。

このゲームは競合がいないという点でも極めて特殊なゲームです。BattleFieldシリーズが類似していますが、最終的に同人数同士の戦闘となる点がPlanetSide2と異なります。規模の観点からも32VS32と2,000人同時接続とはまったく異なります。

次回は乗り物を少しやってみようかなと思います。

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)